2007年に映画『手紙』で俳優デビューし、
その後、映画やテレビドラマ、舞台などで数多くの作品に出演し
一流の演技を披露し幅広く活躍されている
松坂桃李(まつざかとおり)さんは、本名なのでしょうか。
そこで、俳優の松坂桃季さんの
本名について調べてみたいと思います。
目次
松坂桃李の本名は?
結論からいうと「松坂桃李」は本名です。
どう読むのか分からなかった人も多いと思いますが、
「桃李(とおり)」はかなり珍しい名前ですよね。
画像元:女の転職type
筆者のある♪は、読めませんでした(汗)
しかし本名ということは
どんな意味がこめられているのでしょうか。
松坂桃李の名前の由来は?
実は、名前の意味が2つあるのは、
ご存知でしょうか。
それは、父親と母親で名前に込められた
意味合いが違うということです。
「ダブル・ミーニング」というものですね。
そんな素敵な名前の由来の意味を
父親と母親の思いをそれぞれ見ていきましょう。
父親が『桃李(とおり)』に込めた思い
父親が「桃李」に込めた意味とは、
「桃李不言下自成蹊(とうりものいわざれとも したおのずからこみちをなす)」という
中国の古典である『論語』の一節から来たことわざからだそうです。
意味は、
「桃李(とうり)」とは、桃と李(すもも)の果実のことで、ここでは子孫や弟子を指します。
「不言下自成蹊(ふげんかものしたじせいけい)」とは、「口で言わなくても自然に人々に道ができる」という意味です。
つまり、優れた人物や指導者の教えや影響力は、言葉で人々に語る
必要がなくても、自然に人々が彼らを尊敬し、その指導に従って
進むようになるということを表しています。
画像元:辞書に載ってない中国語
「言葉だけでなく、実践や行動を通じて多くの人から敬愛される人になってほしい」という思いがこめられているということです。
母親が『桃李(とおり)』に込めた思い
母親は、日本三大説話集「古今著聞集」の四字熟語
「櫻梅桃李(おうばいとうり)」から名前を考えたそうです。
意味は、「桜、梅、桃、李(すもも)は、桜も梅も桃も李(すもも)も
同じバラ科の仲間の植物ですがそれぞれが違った美しい花を咲かせます。
そのことは桜が梅を羨むことはないし、桃が李をねたむこともない、
それぞれがそれぞれの良さが生かして咲いているだけでいい」という
意味あいだそうです。
画像元:Sky Tang Cha Hau
それと同じように他人と自分を比べたり他人と同じになったりする必要はなく、
「自分らしさを大切にして欲しい」
という思いをこめた名前ということです。
どちらの意味も素敵ですね。
なかなか名前の意味を2つ持つ方はおられないのではないでしょうか。
その素敵な名前だからこそのエピソードもあるようです。
次にそれを見ていきましょう。
松坂桃李の本名のエピソードとは!?
『桃李(とおり)』の名前にまつわるエピソードは
どんなことでしょうか。
松坂桃李の本名はよく書き間違えられる!?
1つ目は、名字である「松坂」の「坂」を大阪の「阪」と
書き間違えられやすいそうです。
2つ目は、桃という字の読み方で、間違って『とおり』を
『とうり』と書き間違いされやすいそうです。
前記事にもあるように、ご両親のこだわりの名前なので
あまり間違えて欲しくないと思いますが「松坂桃李」を
「まつざかとおり」とあっさり読める人も少ないのではないでしょうか。
松坂桃李の本名でいじめにあっていた!?
いじめのきっかけは、「名前だった。」と彼は語っています。
「桃」という漢字が可愛らしいイメージで女の子っぽく思われることが
嫌だったようです。
どんなイジメにあったかというと、「机に落書きされ、仲間外れにも遭った。」とのこと。
そのため、「目立たないようにしよう」と控えめな性格になったそうです。
当時の彼の気持ちは、「クラス全員嫌いだった」、「こいつら全員クソ野郎」とかなり激しい感情を抱いていたようです。小学生のいじめは非常に深刻で、多感な年頃ゆえに影響が大きかったでしょう。
画像元:Akogare
このような経験が、彼の控えめな性格や心の内に残った感情をうかがわせますしこうした話を聞くと、彼の人間性や性格形成に影響を与えたことが理解できますね。
小学生のいじめは非常に深刻で、多感な年頃ゆえに
松坂桃季さんも影響が大きかったでしょう。
つらかったと思います。
そんな「桃季」という名前のつらい思い出でが
あるにもかかわらず芸名を使わなかったのは
なぜでしょうか。
松坂桃李はなぜ本名で活動することにしたのか?
最後に、なぜ「松坂桃季」本名で芸能活動を
行っているのでしょうか。
画像元:cinefil
事務所からは芸名を使う方がいいとアドバイスされましたが
彼は自分の本名を大事にしたい気持ちがあって、そのまま
俳優としての道を進む決意をし「名前を2つ持つのが嫌だった」からだと言います。
彼はむしろ名前を武器の一つとして自信を持って前進しているように
思います。
のちにお父様に対して松坂桃李さんは、「芸能界に入ってから名前のおかげで覚えてもらえるようになって、この名前でよかったと初めて思った」と感謝の気持ちを伝えておられます。
それは、つらい思い出をカミングアウトし
松坂桃季さん本人がすでにいじめられた経験を
乗越えられておられるからだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「桃李」という名前は本名であり、2つの意味を持ちご両親の
思い入れがある一方でいじめにあったりして
大変な時期を乗り超えられこの滅多にない「桃季」の
名前を覚えてもらい彼の個性や俳優としての演技力に
あっていると感じる人が多くいることでしょう。
彼はご両親からつけてもらった本名を大切にこれからも
自分の本名で活躍されていくことでしょう。
そんな松坂桃李さんの今後の活動に注目していきたいと思います。
画像元:YahooJAPAN ニュース
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